2015年6月25日木曜日

ミャンマー製トートバッグ作りました

ミャンマーで、作りがしっかりした雑貨を見つけるのは、至難の技です。
負荷や過重がかかる部分を補強しなかったり、省略しても作業の効率化につながらない部分を無意味に手を抜いたりするので、モノとしての完成度がかなり低いです。
布のような素材自体は、日本人では思いつかないような配色やパターンで、面白いものが多いだけに、それを使った実用性の高い商品がないことを以前から残念に感じていました。

そんな訳で、一年くらい前から、ミャンマーの素材を使ったトートバッグの製造を企画していました。
なかなか良い仕事をしてくれる製造委託先が見つからず苦慮していたのですが、近所の友人F氏から日本のNPO AAR(Association for Aid and Relief)Japanさんを紹介していただき、今回完成に漕ぎ着けることができました。
AARさんは、ミャンマーの障がい者の経済的・社会的な自立を支援するため、障がい者向けの職業訓練校を運営しています。経験豊富なインストラクターがいらっしゃるため、完成度の高いモノ作りが可能です。


今回、製造したトートバッグはパターンは同一で、カラーは2種類です。
ミャンマーの伝統的なカラーリングとパターンによって作られた生地を使用しています。

 赤がベースカラーのもの

 青がベースカラーのもの

過重がかかる部分は、きちんと縫い代を取って補強しているので、ミャンマーの雑貨にありがちな、持ち手や底の部分が弱く実用に耐えないということはありません。

底部分もしっかりと縫い代を取って、縫い上げています。

持ち手部分は裏にナイロンを縫い付けて補強し、本体との結合部も縫い代を取った上、周囲を口状、中を十状に縫製して、重い荷物を入れても使用に耐えうる強度を保っています。

写真では分かりにくいですが、内側は一方は2つのポケット、もう一方はジッパー付きのポケット一つがついています。
長財布やスマートフォンを収納しやすいように工夫しています。

 二つのポケットがついた側

ジッパー付きのポケットがついた側

イメージとして、ウディ・アレンの映画『アニー・ホール』に登場する、ダイアン・キートンが持っていたバックを念頭に置いて作りました。


実際の製作は、AARさんのスタッフ中、最も技術の高いクリスタル・ソウさんへ担当していただきました。 クリスタル・ソウさんを起用していただいたAARさんに感謝です。

パターンから布の型取り

 型取りした生地をアイロンがけ

持ち手の縫製

バックのサイズは、上辺42.5cm、下辺25cm、高さ36cm、奥行き21cmです。
タブレットやA4のファイルがしっかり入るサイズです。
素材は、表地が綿100%、裏地には防水のためナイロンを張っています。

今回のトートバッグは、25USDで販売いたしますので、ご興味のある方はご連絡ください。

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